5月15日(土)~5月23日(日)
共鳴~Kyo-mei 深町浩司?森真弓
日時
2021年5月15日(土)~5月23日(日) ※月曜休廊
12:00~19:00
場所
365体育投注_欧洲杯投注网址サテライトギャラリー SA?KURA
(〒461-0005名古屋市東区東桜1-9-19 成田栄ビル地下1階)
入場料
無料
概要
この度、365体育投注_欧洲杯投注网址サテライトギャラリーSA?KURAにおいて、本学器楽専攻管打楽器コースの深町浩司教授とデザイン専攻森真弓准教授によるプロジェクト「共鳴~Kyo-mei」の展示を開催いたします。
プロジェクトの核となる拍子木(ひょうしぎ)は、誰もが気軽に音を出すことができる打楽器です。打楽器は、「モノとモノの接触」という物理現象によって発音しますが、拍子木も同様で、二つの木を打ち合わせる奏法によって木と木が触れることで音を発しています。そして拍子木の音色をよく聴くと、それは片方の木が発する音色ではなく、二つの木が互いに共鳴し合い音色をつくり出していることが分かります。「二つの木が触れて共鳴することで、ひとつの音色が生まれる」これが拍子木の特徴です。
プロジェクトでは、二つの木が触れて共鳴してひとつの音色になることで、それぞれの木が互いの存在を必要とするようになることの意味を考えます。そしてその意味を、人と人が触れ合い影響し合い共存する社会のイメージに変換していきます。このプロセスによって、身近な人間関係における課題や問題に気づき考えるきっかけを作り出していきます。また、音楽において用いられる音色区分の概念「楽音/ノイズ」から離れて、二つの木の共鳴によって生まれるすべての音色を平等に扱い、その意味を考えていきます。
本展は、木と木が触れあい「共鳴」することを見つめ、そこから私たちの社会をイメージする、ユニークなプロジェクトによる展示です。
愛知芸大芸術講座
講座① 「社会の共鳴を考える」?ライブ?マインドマップ
開講日時:5月15日(土)14:00開始?15:00終了予定
対象:高校生以上(定員10名)
講師: 森真弓(+アシスタント1名)
内容:プロジェクトのタイトルでもある「共鳴」を掘り下げて考えるワークショップ。社会のあらゆるモノやコトについて、参加者全員による自由なブレインストーミング(雑談)を行い、様々なキーワードの間に見いだされる関係やあり方などを、マインドマップによって客観視することで、これまでの常識や解釈を捉え直し、自分自身の考え方に向き合うきっかけを作ります。
講座② 「共に鳴り、共に在る」?拍子木の音色を見つめ、社会を考える
開講日時:5月16日(日)14:00開始?15:30終了予定
講師:深町浩司(+アシスタント1名)
対象:高校生以上(定員10名)
内容:誰でも簡単に音が出せる打楽器「拍子木」を用いて打楽器の高度な音色変化のメカニズムを体験しながら、私たちの身近な課題や問題への気づきに導いていく、ユニークな講座です。拍子木の木と木が触れあい「共鳴」してひとつの音色になることで、それぞれの木が互いの存在を必要とするようになることの意味を考えます。そしてその意味を、人と人が触れ合い影響し合い共存する社会のイメージに変換していきます。
講座③ 「手拍子の音はどちらの手から出ているの?」
開講日時:5月22日(土)14:00開始?15:00終了予定
講師:深町浩司(+アシスタント1名)
対象:小学生以上の子どもとその保護者(定員5組10名)
対象:普段一緒に生活されているご家族など2名様(定員5組10名)
※身体を使ったペアワークを行います。小学生以上の2名様なら親子でなくてもOK
※対象者を広げました。
内容:手拍子を打つと音が出ますが、その音が、どちらの手から出ている音なのか考えたことはありますか?この講座では、手拍子のさまざまな打ち方を体験しながら、拍子木などの打楽器の音が出るしくみや音色が変わるしくみを考えていきます。「打楽器は叩けば誰でも音が出るから、しくみなんか簡単だ」と思われることが多いのですが、実は打楽器の世界にはまだよく分からないナゾがたくさんあるのです......。この講座では、手拍子を使い音を出す体験を楽しみながら、最先端の研究領域「打楽器の音色変化のメカニズム」について学びます。
講座④ アーティスト?トーク?Kyo-mei Diskussion(共鳴ディスクシオーン)
開講日時:5月23日(日)14:00開始?15:30終了予定
講師:深町浩司、森真弓、他
対象:高校生以上(定員10名)
内容:「共鳴?Kyo-mei」プロジェクトを立ち上げた深町浩司と森真弓によるディスカッション。プロジェクトの核となる「拍子木」について、打楽器の概念と社会の関わりについて、音楽とはなにか、音色とはなにか、音とはなにか、そして「共鳴?Kyo-mei」とはなんであるか、など、多岐にわたるテーマについて深町と森が音楽と美術それぞれの立場から語っていきます。